スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2010年06月06日

骨盤とは-2-

骨盤を形成している骨は、それぞれ、どういった働きをしているのでしょう。

人間の身体は、骨盤を中心にして、上へ伸びた脊椎が司令塔である脳を支え、下へ伸びた2本の足が大地を踏みしめ上半身の体重を支えています。
上半身の体重は、背骨から仙骨へと伝わり、仙腸関節を通じて左右の股関節へ、それぞれ1/2ずつにされた体重が伝えられていきます。
さらにその先の膝や足に伝えられ、それによって体重を支えています。
つまり、骨盤の異常は背骨の土台の異常であり、その歪みは背骨の歪みを生じさせることになります。

女性にとっては、子宮や卵巣といった妊娠出産に大切な臓器を守る堅固な城壁の役目も果たしています。
また、出産時には、仙腸関節や恥骨結合、仙骨などが微妙なバランスで動き、胎児が通りやすくなるように骨盤腔を広げます。

骨盤は、自律神経の作用などで緩んだり締まったりを繰り返しています。
活動をつかさどる交感神経によって骨盤が締まり、休息をつかさどる副交感神経によって緩むことで、体内のリズムを保っています。

骨盤自体は開いたり閉じたりするものではありませんので、あまり大きく動いたりずれたりすることもありません。
仙腸関節の動きも、わずか数ミリといわれています。
従って、骨盤の調節とは非常にわずかな調節を意味し、ほんのわずかな調節で骨盤矯正は行われるということになります。
骨盤についての間違った知識のもとでの矯正やダイエットは、かえって悪い結果をもたらすことになります。
矯正やダイエットを行う際には、専門家の意見を仰ぐなり、自己責任において行ってください。
  


Posted by fxdrop1 at 12:25

2010年06月30日

女性にとっての骨盤とは

女性にとっては、骨盤の働きが持つ意味が、また少し加わります。

骨盤の基本的な機能として、体内リズムで緩んだり締まったりを繰り返しています。
自律神経である交感神経の働きで、一日の活動の始まりである朝は締まり、夜に向かうにつれ、副交感神経の働きでだんだんと緩み、心身をリラックスさせていきます。
女性の場合は、生理の周期によっても、この開閉が起こっています。
骨盤が次第に締まることで排卵を促し、排卵後は徐々に緩み、生理が始まります。
この機能は、女性ホルモンの分泌にも影響しています。
骨盤の開閉が正常に機能しなくなると、生理不順や重い生理痛といった原因にも繋がります。

また、妊娠、出産においても重要な役割を果たしています。
妊娠中、女性の体内では、「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤の仙腸関節が徐々に緩んでいきます。
胎児を包み込むような形の骨盤腔がより広がりやすくなり、胎児の成長とともに大きくなる子宮をしっかりと支えていきます。
そして出産時には、胎児が安全に産道を通っていけるように、最大に開くようになっています。
男性にはない、これらの骨盤の機能は、命をはぐくむ女性だけに備わった、特別な機能ともいえると思います。

産後のダイエット方法として、骨盤ダイエットが有効といわれるのも、女性の持つ、この特別な機能のためです。
妊娠出産時に大切な役割を果たした骨盤が、出産後に正常な位置に戻るには数ヶ月がかかるといわれています。
骨盤ダイエットは、自然に戻っていく骨盤の動きをサポートし、歪みが残らないようにしていきます。
  


Posted by fxdrop1 at 21:03